シミと肝斑は何が違うのか、それぞれの特徴や原因について詳しく解説しています。悪化させずに治すには、正しい治療法の選択が大切です。シミと肝斑の治療法の違いについてもチェックしておいて。
肝斑とは、30~50代の女性に多く見られるシミの一種。頬のあたりに淡褐色の斑が現れる症状です。日本人はこの肝斑ができやすい人種であり、皮膚の色が浅黒いほど発生しやすいと言われています。肝斑の発生要因はシミよりも複雑で、その根本的な原因はいまだに解明されていません。肝斑と通常のシミが混在するケースもあるため、1人1人の症状に合わせて適切な治療法を選んでいくことが大切です。
見た目ではなかなか分かりにくい肝斑ですが、シミとの違いは以下の通り。ただし、以下の特徴に当てはまらない症状もあるので、最終的な判断は美容皮膚科などの医師に任せるのが賢明です。
肝斑が発生する原因はハッキリしていませんが、以下のような要因が組み合わさって発生すると言われています。シミが発生する原因も挙げていますので、肝斑との違いをチェックしてみてください。
■肝斑の治療法
肝班治療は、美白効果のあるトラネキサム酸・ビタミンCなどの内服薬・外用薬、イオン導入によるアプローチが主流。肝斑はホルモンが原因とされているため、内服薬やサプリメントなどで身体の中から改善する方法が効果的であると言われています。
では、シミ治療に使用されている医療用レーザーはどうでしょうか。一般的に「肝班にレーザーを当てると症状が悪化する」と言われていますが、これはシミ用のレーザーを肝斑に使用した場合。しかし、近年開発された医療レーザーでは、肝斑を悪化させることなく治療できるようになりました。内服薬・外用薬・イオン導入などの治療法と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
■シミの治療法
シミ治療の主流となっているのはレーザー治療。医療用レーザーにはメラニン色素だけを破壊する働きがあるため、正常な皮膚を傷つけることなくシミをピンポイントで撃退できます。その他、内服薬や外用薬・光治療・ケミカルピーリング・イオン導入などの治療法がありますが、肌質やシミの種類に合わせて適切な治療法を選ぶことが大切です。
適切な治療で肝斑にアプローチしたい方へ